中国の王毅外交部長(外相)は1日、中米国交樹立35周年を記念して「先人の事業を受け継ぎ将来の発展に道を開く――中米の新型の大国間関係の構築に努力」と題する談話を発表した。
王外交部長は談話で「35年前の1月1日、中米両国は正式に外交関係を樹立した。1979年に起きたこの歴史的出来事は、20世紀後半の国際関係の歴史において最も戦略的意義を備える出来事だったと言え、中米関係に新たな1ページを開いただけでなく、国際情勢の変化にも計り知れない影響を与えた」と指摘。
「瞬く間に35年間が過ぎた。中米両国は当初の相対的に隔絶した状態から相互包含的な利益共同体になり、中米関係の戦略的意義と世界的影響力はどんどん明らかになっている。35年間の歴史は、良好な中米関係が両国民の根本的利益に合致するだけでなく、アジア太平洋地域さらには世界の平和・安定・発展の促進にも寄与することを証明した」とした。
また「中米関係発展のカギは正しい方向性を把握することにある。中米関係の行方は常に世界に影響を及ぼす。中米は和すれば共に利し、闘えば共に傷つく。双方にとって唯一の正しい選択は協力だ。両国民の根本的利益に立ち続け、中米間の3つの共同声明の示した方向性を堅持し、両国元首間の一連の重要な共通認識を堅持し、意志固く諦めなければ、中米関係は常に健全で安定した軌道に沿って前向きに発展し続けることができる」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月2日