2014年の春節(旧正月)が近づき、アニメ映画や児童向けの映画が続々とスクリーンに映し出される。その中には遠いハリウッドから海を渡ってきた作品もあり、近年になり力強く発展している中国アニメがこれに応戦しようとしている。
例年のアニメ映画の争いにおいて、子供たちに大人気の「ハリウッド作」が、常に最優先されてきた。第86回アカデミー賞が発表した19のノミネート作のうち、1月に中国国内で公開される作品には「怪盗グルーのミニオン危機一発」、「フリー・バーズ」が含まれる。また日本の「一休さん」の映画版も、スクリーンに登場することになる。
外国映画の勢いと比べ、中国アニメ映画には多くのファンという堅固な基盤がある。テレビアニメ版により長年にわたり注目度を集めている「喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)」、「熊出没」は映画版を公開しており、すでにシリーズ化している。両制作会社はこれまで、暴力的で下品といった批判を受けていたが、今回は家族揃って楽しめる内容にしようとしている。他にも新作「狼来了(狼が来た)」の試写会が西安市の大学で開かれており、若者から好評を博している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月3日