6月16日、タイ・バンコクの人気観光地・王宮を観光する中国人観光客(撮影・王騰)。
今年、タイを訪問する中国観光客の数は安定して増加しており、1月から5月にかけてすでに延べ100万人を突破した。アフターコロナを迎えた現在、中国人観光客が戻り始め、タイの観光業の回復が促進されている。新華社が報じた。
タイ観光協会 (ATTA) の事務局長によると、今年1月から5月にかけて、タイを訪問した中国人観光客の数はすでに延べ100万人を突破した。今年の目標は500万人から700万人の実現を目指しており、「タイ国政府観光庁(TAT)が現在、外務省や関連当局と協力して、さらに多くの中国人観光客を呼び込むべく、観光ビザ申請簡素化を検討している」としている。
タイの首都・バンコクの取材では、タイの観光市場は成熟しているため、中国人観光客に人気となっていることが分かった。新型コロナ発生後、初の海外旅行をしているという詹嘉怡さんは、タイを選んだ主な理由について、「アライバルビザや便利な往復航空券があるから」とした。広東省から来たという廖華さんは取材に対して、「タイは比較的成熟した旅行先。今回バンコクに来て、とても繁栄しているし、地元の人もとても友好的だと感じた」とした。
今年初め、TATのユタサック長官は、第一陣となる中国人団体客を迎えた際、「中国人観光客が戻って来ることは、タイの経済回復にとって極めて重要なこと」としていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年6月26日