中国1-5月の外資導入額が5748億元に

商務部（省）が15日に発表したデータによると、2023年1-5月には、全国の実行ベース外資導入額が前年同期比0.1％増の5748億1000万元（1元は約19.8円）ドルに達し、米ドルに換算すると同5.6％減の843億5000万ドル（1ドルは約140.5円）だった。

同部外国投資管理司の責任者はこれについて、「1-5月に、全国の実行ベース外資導入額が人民元建てでは増加し、ドル建てでは減少したことには主に2つの原因がある。1つ目は昨年1-5月にはビッグプロジェクトへの投資が集中的に行われ、外資導入額はドル建てで同期の過去最高水準に達し、こうして比較の対象となる前年同期の基数が大きくなったことだ。2つ目は最近の米ドル相場の変動の影響を受けたことだ」と述べた。

同責任者は、「外資系企業による投資は市場行動で、多国籍企業が投資の決定を行ってから実際に資金を投入するまではある程度の時間がかかる。今年に入ると、多くの多国籍企業のトップが相次いで中国を視察に訪れ、外資系企業は中国経済の発展の見通しに対する高い信頼感をそろって示し、引き続き中国市場を深く耕し、中国に投資し、実際の行動で中国経済の発展の見通しに対する『信任票』を投じてきた。1-5月には、全国で新たに設立された外資系企業は1万8532社で、前年同期比38.3％増加した」と続けた。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年6月16日