端午節(端午の節句、今年は6月22日)の連休が近づく中、複数のオンライン旅行予約プラットフォームが発表したデータによると、同連休の旅行商品価格はメーデー連休に比べて軒並み低下傾向にあり、季節的な影響を受けてウォーターパークとラフティングが人気上昇中という。
旅行情報メディア・馬蜂窩の6月13日時点の旅行ビッグデータによると、直近の1週間近くには「端午はどこへ?」の検索件数が前週比240%増加し、3日間の連休を利用して都市の郊外または「高速鉄道で2時間の旅行圏」に出かける近場の短距離旅行が多くの人の一番の選択肢だ。若者の中には「3日間の休みを取って8連休にする」計画を立てる人もいて、そうした人たちは新疆維吾爾(ウイグル)自治区、青海省、貴州省など長距離の目的地に目を向けており、新疆に関する検索件数がこの1週間近くで前週比400%以上増加した。
旅行のスタイルを見ると、複数の地域で高温警報がたびたび発令されるのにともなって、本格的な夏シーズンを前に避暑地旅行を検討する人が増えてきた。
同程旅行のデータでは、ラフティングとウォーターパークが端午節連休で最も人気の旅行キーワードで、中国国内の大型海浜エリアへの旅行の人気も急上昇し、同連休に旅行のピークを迎えるものと期待される。
また海外旅行の価格が低下したことから、同連休に飛行機で3時間以内の目的地も多くの人の選択肢になっている。
携程旅行網のデータによると、同連休の海外旅行予約件数は前年同期比12倍以上増加したという。
同程旅行のデータでは、同連休には広州から出国する旅行客が最も多く、以下、北京、深セン、上海、杭州が続く。海外旅行客の65%が東南アジアを選択し、人気の旅行先はバンコク、プノンペン、クアラルンプール、マニラ、シンガポールだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年6月14日