中国の呉江浩駐日大使はこのほど、招待に応じて日本国際貿易促進協会の交流会で講演した。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。
呉大使は「このほど日本政府は半導体輸出規制措置を正式に打ち出した。特定の国を念頭に置くものではないと主張しているが、その指向性は非常に明確であり、中国側はすでに強い懸念を表明した。半導体は日本にとって自動車に次ぐ第2の輸出製品であり、最大の対中輸出製品でもある。日本側が頑なに対中半導体協力に制限を設けるのなら、失うものは巨大な中国市場だけでなく、それ以上に日本自身のビジネス上の信望と半導体産業の未来だ。米国の目的は半導体覇権の再確立だ。もし米国の策略に従って歩んで行くのなら、その結果は中日の共倒れと米国の独り勝ちしかない。日本側が情勢を見極め、理性的な決定をし、中国側と共に協力・ウィンウィンという主たる基調を維持し、開かれた滞りのない産業・サプライチェーンを維持し、両国民の確かな幸福を守ることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年6月6日