第3回中国・アフリカ経済貿易博覧会が6月29日から7月2日まで湖南省長沙市で開催される。今回は中国とアフリカの各方面から各種プロジェクト156件が集められ、プロジェクト金額は計107億ドル(1ドルは約140.5円)に達した。中国商務部(省)は今月13日に国務院新聞弁公室の記者会見で、「アフリカの一体化プロセスが持続的に深まり、積極的な進展を遂げた。また今後は中国・アフリカ経済貿易協力に新たなチャンスを提供することになる」との見方を示した。
同部によると、ここ数年、アフリカ一体化の進展状況はアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)建設に特に現れていた。AfCFTAは2021年1月1日にスタートし、人口13億人をカバーする2兆3000億ドル規模の大市場を形成することを目指している。現在、アフリカ連合(AU)に加盟する55の国・地域のうち54の国・地域が基本合意に調印し、関税譲許、原産地規則などを巡る一部の実質的な交渉が加速的に推進されている。カメルーンなど8ヶ国は一部の製品について自由貿易の試行事業を開始し、汎アフリカ支払・決済システム、アフリカ貿易モニタリングなど関連のシステムがすでにリリースされ普及が進んでいる。同時に、アフリカの国境を越えたインフラ建設が加速し、順調に進展している。アフリカ経済一体化はこれから現地の経済・社会の発展に力強い原動力を注入するとともに、中国・アフリカ経済貿易協力に新たなチャンスを提供することになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年6月15日