ボアオ・アジアフォーラムは広東省珠海市で24日、「ボアオ・アジアフォーラムイノベーション報告書2022」を発表した。それによると、アジアは世界の科学技術進歩の動力源になりつつあるという。新華網が伝えた。
ボアオ・アジアフォーラムの李保東事務局長は、「アジアは日増しに世界の科学技術イノベーションの最も活力あふれる成長分野になっている。科学技術イノベーション中心地は北米、欧州、アジア太平洋の三つ巴の新構造を呈しており、中国は科学技術イノベーションの先頭グループに躍り出ている」と述べた。
同報告書はボアオ・アジアフォーラム権威ブランド報告書の一つで、3年連続で発表されている。今回の報告書は技術イノベーションの発展、特許レイアウト、科学技術産業化、科学技術競争、科学技術イノベーション中心地の発展といった現在の世界の科学技術イノベーションの発展の5つの主要動向を分析している。同報告書はさらに現在の世界の科学技術イノベーション法制度環境を紹介するとともに、技術の研究開発、科学技術者の育成、科学技術の投資及び成果の実用化、科学技術イノベーションチェーン・産業チェーンの4つの面における課題を説明した。また同報告書は量子技術分野のイノベーションの発展状況を詳しく説明した。
ボアオ・アジアフォーラムのザファル事務局長政策顧問は、「アジアは世界の科学技術の進歩の動力源とイノベーションの中核地域になっている。新時代のアジアの科学技術イノベーション力の持続的な向上には、研究開発投入強度を不断に高め、独自イノベーション水準を強化し、高水準の交流・協力を行う必要がある。今日の中国はイノベーション型経済国になりつつある。これは中国経済の成長を推進する重要なエンジンであると同時に、アジアと世界に成長の原動力を与えてもいる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月25日