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秋の味覚にニューフェイス?炭火焼きの柿や桂花スイーツが長江デルタ地域で大人気に

人民網日本語版 2022年10月28日13:23

焼き柿(写真提供・取材対応者)。

柿や文旦、栗、桂花(キンモクセイの花)など、今はまさに「実りの秋」。長江デルタ地域は既に「食欲の秋」モードに入っており、人々が秋の味覚を存分に楽しんでいる。中国新聞網が報じた。

霜降を迎えた今頃は、柿が旬を迎える季節だ。長江デルタ各地では、柿が「果物」の枠を超えて「グルメ」の世界に進出し、なんと焼肉店や火鍋店、ケーキ屋などで「柿」が大旋風を巻き起している。焼き柿、柿の葉酢、柿ケーキなど、長江デルタの人々は柿の新しい食べ方を次々と編み出している。

口コミサイト「大衆点評」の統計によると、「柿」の検索回数が最近、2倍に増えている。売上高ランキングを見ると、長江デルタの「送料無料エリア」が柿の主な消費地域となっている。

柿の食べ方を見ると、従来の食べ方の域を超え、各地で柿の炭火焼きや柿のかき氷、柿のケーキといった、ユニークな食べ方が続々と誕生し、人々は斬新な体験を楽しんでいる。江蘇省や浙江省、上海では「焼き柿」の検索回数が3倍以上増になっている。

地域別で見ると、杭州や上海といった南方エリアの都市の売上高が上位で、他の地域に大きな差をつけており、秋・冬に柿を食べる習慣がある北方エリアの都市を上回っている。うち、南京は柿関連の検索回数が前月比163%増となっている。

長江デルタのある高級レストランでは、柿と落花生を組み合わせて、「良い事が起きる」という意味の中国語と発音が似ている「好柿花生」とネーミングされたスイーツや、「どんなことも願い通りになる」という意味の中国語と発音が似ている「柿柿如意」とネーミングされたティラミスを提供している。

南京市で満開を迎えた樹齢100年以上のキンモクセイ「桂花王」(撮影・泱波)。

また、心地の良い甘い香りのキンモクセイの花も、長江デルタの人々の心とお腹を満たしている。

キンモクセイの花(桂花)が満開となっている今、「桂花エコノミー」も盛り上がりを見せている。長江デルタでは多くのミルクティーショップやコーヒーショップが秋限定の桂花味の商品を販売している。例えば、桂花風味のローストチキンや桂花カステラ、桂花酒味の白玉、桂花酒味のかき氷のほか、桂花米酒、桂花酒、桂花発泡米酒といったドリンクの売上も大幅に伸びているという。

その他、デリバリープラットフォームでは、文旦や柑橘類の果物、栗といった秋の味覚も大人気となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年10月28日

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