米国の消費者インサイト調査・市場研究機関のJ.D.パワーが10月25日に発表した「中国の自動車価値維持率研究報告2022」によると、価値維持率で日系車がトップを走るとともに、中国の独自ブランドの新エネルギー車が上昇し続け優位性が明らかだという。中国新聞社が伝えた。
同報告によれば、地域別の統計では、ガソリン車でもバッテリー電気自動車(BEV)でも、22年の中古車取引は経済の先進地域の直轄市や省都都市に集中している。人気の車種を見ると、中古ガソリン車と中古BEVの取引はそれぞれコンパクトカーと小型車に集中し、取引に占める割合はいずれも30%を超え、コストパフォーマンスと経済的で実用性が高いことが両タイプの人気の主な原因だった。
同報告によると、価値維持率はブランドと車種の価値をはかる重要な指標であり、車種の稀少性とブランドの付加価値の高さによって決まり、輸入車は合弁の車種及び国産車種より高く、日系車は圧倒的な優位性でトップに立ち、中国独自ブランド車は上昇し続けているという。
新エネ中古車市場の拡大に伴って、今年はBEVの価値維持率が初めて調査研究の対象になった。研究によれば、BEVメーカーの価値維持率では独自ブランドの優位性が明らかで、これはその位置づけの正確さ、技術の斬新さ、補助金の適切さといった要因と関係がある。中国独自ブランド車はBEV分野に早くから力を入れてきたため、認知度と評価が高い。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月1日