国家電影局がまとめた統計データによると、国慶節(建国記念日、10月1日)にともなう10月1日から7日までの7連休における中国の映画興行収入が14億9600万元(1元は約20.3円)に達した。その中で、「万里帰途(Home Coming)」が興行収入10億2300万元で、今年の国慶節連休における興行成績トップとなった。また2位から6位までは「平凡英雄(Ordinary Hero)」、「哥、你好(Give Me Five)」、「新大頭児子和小頭爸爸5:我的外星朋友(The big head son and little head father5)」、「新神榜:楊戩(New Gods: Yang Jian)」、「鋼鉄意志(Steel Will)」だった。新華社が伝えた。
映画「万里帰途」は、中国の在外華人救出をテーマにしたストーリーで、中国の外交官たちの知勇兼ね備えた活躍を描くだけでなく、戦争の残酷で衝撃的なシーンを通じて、平和を呼びかけている。2019年には「我和我的祖国(My people,My country)」が、2020年には「我和我的家郷(My People,My Homeland)」、2021年には「長津湖(The Battle at Lake Changjin)」が、ここ3年の国慶節連休の興行成績トップを手にしており、今年の「万里帰途」がトップになったことで、これら「新主流映画」と呼ばれるジャンルの作品が国慶節連休の興行収入トップを4年連続で手にした。
また、今年の夏休みに映画興行収入が91億3500万元に達したのに加え、今回の国慶節連休でも14億9600万元に達しており、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、中国の映画市場は強大な発展の粘り強さを示している。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年10月9日