中国の都市部で働く人の6割が「フレキシブルな働き方を好む」

人民網日本語版 2022年09月26日14:35

上海市が先ごろに発表した「2022年都市人材、産業人材の流動の新バロメーターと職場の新たな考え方」に関する調査研究結果によると、中国人の仕事に対する考え方が変化しており、働く人の6割がフレキシブルな働き方を好み、8割が週に少なくとも1日は在宅ワークすることを望んでいる。中国新聞社が報じた。

転職の動機を見ると、1985年から1995年の間に生まれた人は、会社の発展の見込みや自分の出世とキャリア発展、人間関係といった要素に注目し、重視しているのに対して、1995年以降に生まれた人は、やりがいや仕事の価値、チームの雰囲気といったアイデンティティ関連の要素に注目し、価値を現金化することや文化的アイデンティティを重視している。

ヒューマンリソースサービス機関「中智咨詢」が実施した調査研究は、今年の都市部の人材の流動動向、一線都市である北京・上海・広州・深センの人材誘致力、都市の人材のニーズの新たな変化、特徴などを中国全土で調査し、関連のデータをまとめて結論を導き出している。

人材の流動を見ると、新たなバロメーターを目にすることができる。現時点では、先進製造業の人材の3割が北京や深セン、上海、杭州、広州、南京、蘇州、成都といった都市に集中している。うち、北京、深セン、上海の3都市の人材密集度が最も高い。先進製造業の人材の4分の1は、コンピューターや自動化関連に集中している。うち、コンピューター科学・技術、機械設計・製造・及びその自動化の2分野が占める割合が最も高くなっている。

今年7月の時点の中国全土の先進製造業の新たな人材募集を見ると、半分以上が北京、深セン、上海、杭州、青島、広州、武漢、長沙、南京、蘇州の10都市に集中している。需要が最も高い分野は工業自動化、新エネ車、クラウドコンピューティング/ビッグデータとなっている。

また調査研究によると、新型コロナウイルス感染拡大が消費観念やライフスタイルに影響を与え、人材に新たなキャリア発展のチャンスをもたらしている。例えば、自宅で過ごす時間が長くなっているため、ミニ家電が新たな硬直的需要となり、食洗器やロボット掃除機、エアフライヤーの売上高が激増し、スマート家電の大手企業の人材需要が高まっている。バイオ医薬品産業も急成長しており、医薬品研究開発・営業系のポストの需要が高まり続けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年9月26日

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