青海省海東市互助県卓扎灘村の東側にある卓扎灘原生態景勝地は、2018年4月に建設された敷地面積4.5ヘクタールの景勝地。田園風景、民俗文化、観光、娯楽が一体となっており、村の支柱産業となっている。
配当金を手にした卓扎灘村の女性。
そこは以前、採砂場で村で最も汚い場所だった。そして、採掘し、粉砕した砂を水で洗う採砂場の粉塵や騒音などが長年、村民の悩みの種で、元々澄んでとてもきれいだった川の水もドロドロに濁っていた。自然の生態環境を回復させるために、同村は採砂場の土地を買い取った。
卓扎灘村の田園風景。
村民との話し合いを経て、卓扎灘村は便利なアクセスに目を付け、川、自然の林、土(トゥ)族文化などのメリットを生かすために、アグリツーリズムとエコツーリズムを発展させることにした。そして、任意で村民に株式参入の形で投資してもらい、建設資金を集めた。
配当金をもらうために列を作る村民。
2018年9月から今年6月までの間に、景勝地を訪れた観光客は約延べ220万人で、観光収入は約5000万元(1元は約17.1円)に達した。そして、アグリテイメント施設16軒ができ、周辺の5村が農畜産物を販売するようになり、村民約200人の雇用を創出した。さらに、村民に累計で436万元が配当されてきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月29日