雲南省保山市昌寧県瀾滄江県級自然保護区の職員は保護区で最近、樹齢500年をこえる野生のウンナンコウトウスギを発見した。人民網が報じた。
標高約2600メートルの広葉樹林で見つかったこのウンナンコウトウスギはその外形だけを見ても、非常に古い木であることが分かり、根本が非常に太く、木全体に葉を茂らせている。
測定の結果、根本の幹周は236センチだった。専門家によると、樹齢は少なくとも500年以上で、昌寧県で発見された野生のウンナンコウトウスギとしては、最も太く、最高樹齢となる。
保護区のスタッフは、「野生のウンナンコウトウスギは成長がおそく、再生能力に劣るため、まさに植物界の『金』のような存在」と紹介している。
野生のウンナンコウトウスギは、第四紀氷河時代から残る古い樹種で、世界的な絶滅危惧種だ。自然に生育しているウンナンコウトウスギは極めて少なく、植物界の「金」と呼ばれている。地球上に現れてから250万年以上の樹種で、中国では国家一級保護植物に指定されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月27日