世界のジャスミンの都と呼ばれる広西チワン族自治区横州市は近年、ジャスミンという特色ある産業の発展に取り組むと同時に、産業の高度化を積極的に推進し、ジャスミン産業チェーン・バリューチェーンの拡大に力を入れている。ジャスミン+ジャスミンティー、盆栽、食品、観光、用品、飲食、薬用、スポーツ、ヘルスケアの「1+9」産業クラスターを形成した。
「張一元」は北京の有名な老舗ブランドとして、横州の独特なジャスミン資源の優位性を評価し、2014年に横州に子会社を設立した。横州市のジャスミン産業の発展と共に拡大した子会社のジャスミンティー年間売上は7億元(1元は約17.0円)以上にのぼり、同社の茶の年間販売量の70%以上を占めるようになった。
張一元横州市公司の経営発展は、横州ジャスミン及びジャスミンティー産業の発展の縮図に過ぎない。横州に入居した有名茶企業には他にも、浙江華茗園、台湾隆泰、浙江博多、広東卡絲などがある。横州地場企業の金花、順来、大森なども中国ジャスミンティー10大ブランド企業に入選した。
単一的な産業構造、低い製品付加価値という従来の発展モデルから脱却するため、横州市は産業高度化に取り組み、ジャスミン産業をチェーン化・規模化させた。市全体のジャスミン(ティー)産業の総合的な年間生産高は125億元にのぼる。
横州市は現在、第18回中国・ASEAN博覧会に組み込まれた第3回世界ジャスミン会議の準備に取り組んでいる。世界ジャスミン産業文化センターを構築し、横州の産業、文化、都市の3つの次元のモデル転換・高度化を推進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年9月3日