中国石油天然ガス集団有限公司(中国石油)が明らかにしたところによると、同社は2019年、探査・開発を持続的に推進し、油ガスの埋蔵量・生産量が拡大した。今年新たに確認された油ガス地質埋蔵量は過去最大の18億4000万トンにのぼった。この埋蔵量があれば、1000万トン級の油田が10年以上にわたり安定生産を維持できる。人民日報が伝えた。
中国石油の王宜林会長は「中国石油は終始、資源戦略を発展の主要任務に据えており、今年の油ガス調査は朗報が相次いだ。オルドス盆地で10億トン級慶城大油田を発見した。四川盆地川南シェールガス探査で1兆立方メートルの大型ガス田を形成した。タリム盆地で博孜・大北の2つの1兆立方メートル級大型ガス田を発見した。ジュンガル盆地高探1井の南縁深層探査で歴史的な進展があった。これらの重大な探査成果の中には多くの大発見が含まれる。近年の油ガス探査では珍しい豊作の年になった」と述べた。
王会長はまた、「中国石油は革新の価値を重視し、技術による進展と効果・利益を目指しており、一部の重大プロジェクトにおける進展を実現した。例えば、タリム盆地博孜9井では探査・開発の深度の極限を突破し、優良で・生産量が高い1000億立方メートル超深層コンデンセートを発見した。今回の探査は超深度・超高温・超高圧井掘削技術のボトルネックを解消し、超深度埋蔵層の地質への認識を広めたとともに、中国の8000メートル近い超深層天然ガス探査の重大な進展を実現した」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月31日