中核集団が17日に明らかにしたところによると、中国のウラン資源探査分野における設計・施工が最も深い試掘井、中国ウラン鉱3000メートル科学試掘井(CUSD2-1)の稼働開始セレモニーが、江西省相山ウラン鉱山で開催された。科技日報が伝えた。
プロジェクトチームは相山ウラン鉱山の深部造鉱環境3次元立体探査により、深部ウラン多金属資源造鉱条件を解明し、深度3000メートル造鉱情報識別技術を構築する。大深度ウラン多金属探鉱の技術モデルを提供し、中国のウラン多金属鉱深部探鉱・探査活動を推進・指導する。
説明によると、中国最大の火山岩類ウラン鉱である相山ウラン鉱は、中国のウラン資源保障で非常に重要な役割を果たしている。同ウラン鉱は現在、主に浅い部分の探査に限られており、深部造鉱環境と造鉱条件の研究が少ない。深部の科学的掘削は、深部ウラン資源探査の「望遠鏡」だ。大型熱水型ウラン多金属探鉱深部造鉱理論の研究、ウラン造鉱の極限の深度、深部構造・地質体及び重要造鉱要素の境界線の識別、深部ウラン鉱化トレーサー、深部探鉱モデルと総合予測模型の構築などの研究に対して、重要な推進的役割を果たしている。プロジェクトの実施は掘削技術、高精度深部探査技術、高温・高圧環境下の井における地球物理検層技術などの技術水準を全面的に高める。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月18日