商務部(省)はこのほど今年1-11月の全国の実行ベース外資導入額の状況を発表した。データによると、中国の外資導入額は安定した増加傾向を保ち、同期には新規設立された外資系企業は3万6747社に上り、外資導入額は8459億4千万元(1元は約15.6円)で前年同期比6.0%増加した。11月の外資導入額は935億3千万元で同1.5%増加した。
中国の外資導入ではハイテク産業が重要な分野となり、高い増加幅を維持した。1-11月のハイテク産業の外資導入額は2407億元で同27.6%増加し、外資導入に占める割合は28.5%に達した。ハイテク製造業は834億3千万元で同5.7%増加した。このうち医薬製造業は43.9%増加、電子・通信設備製造業は10.6%増加した。ハイテクサービス産業は1572億7千万元で同43.4%増加した。このうち情報サービス産業は同28.3%増加、研究開発・設計サービス産業は同60.7%増加、科学技術成果移転サービス産業は同67.8%増加した。
1-11月には対外貿易の発展状況が安定の中で質が向上する流れを維持し、輸出入総額は28兆5千億元に上り、同2.4%増加した。うち輸出は15兆5500億元で同4.5%増加し、輸入は12兆9500億元で前年同期の水準を保ち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆6千億元の黒字で、黒字額は同34.9%拡大した。月別の規模をみると、11月の輸出入額は2兆8600億元となり、今年の単月の数字で最高だった。世界と比較すると、世界貿易機関(WTO)のデータによれば、第1-3四半期の中国の輸出増加率は世界の主要エコノミーの平均を上回ったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年12月16日