大型旅客機「C919」の106号機が27日午前10時15分に浦東空港から離陸し、2時間5分の飛行と30種の試験を終え、午後12時20分に帰還し同空港に安定的に着陸した。初飛行任務を無事に完了した。これにてC919のテスト飛行機全6機がテスト飛行段階に入った。人民日報が伝えた。
106号機は旅客機「C919」の6機目。計画に基づき、主に客室、照明、外部騒音などの関連内容のテスト飛行を担当する。C919の総組立期間は今年に入り持続的に短縮された。104号機、105号機、106号機が相次いでテスト飛行を開始した。現在101−105号機は上海浦東、西安閻良、山東東営、江西南昌などで試験・テスト飛行を行っている。4エリアで共同推進し、テスト飛行の効率が上がり続けている。
同時にC919の各種実証実験も全面的に展開されている。独自開発した正常制御法が進展を実現し、テスト飛行の検証に合格した。中国内で初めてFAR25−121修正案に基づく臨界氷型の確定が完了した。初めて中国内で主翼結氷防止風洞試験を完了し、国内結氷対策シミュレーションの空白を埋めた。全機静的試験機試験大綱が定める最後のプロジェクトが11月30日に完了し、ライセンス取得前のC919静的試験機が担当するすべての静的試験の完了を意味している。
さらにC919の各種生産活動も同時に展開されており、運営サポート体制が承認を受けた。02号全機疲労試験機の製造が完了し、引き渡される航空機部品第1弾の生産が始まった。システムと構造の受注が始まっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月30日