北京の強風で死者4人の被害 空の便も影響受け、乗客は恐怖の体験

人民網日本語版 2019年05月20日16:15

北京は19日、極めて深刻な強風に襲われ、局地的にその風速8級(17.2~20.7メートル毎秒)以上にまで達し、大木が風でなぎ倒されたほか、航空機や列車の運行も影響を受けた。また、今回の強風でこれまでに4人が犠牲となっている。

〇一瞬の強風で壁倒壊し3人が犠牲に

19日午後、北京東直門バスターミナル東側にある壁が強風で倒壊し、歩行者3人が下敷きとなり、そのうち2人はその場で死亡が確認され、残る1人も救命措置の甲斐なく死亡した。

〇強風でなぎ倒された樹木の下敷きとなり、フードデリバリースタッフ死亡

19日午後、北京市白紙坊西街で、強風で1本の街路樹がなぎ倒され、バイクで走行していたフードデリバリースタッフの男性を直撃。病院に搬送されて救命措置が施されたが、死亡した。

〇強風で航空機が激しい揺れ、機内はパニック状態に

19日午後4時5分ごろ、首都国際空港に着陸したCA1404便の乗客はまさに恐怖のひと時を体験することになった。

同便に搭乗していたある乗客は、「着陸のために高度を下げた時は本当に怖かった。まだ脚が震えてしっかり立てない。機体が激しく上下に揺れて、まるでジェットコースターに乗っているような気分だった。機内では、恐怖のあまり次々と叫び声をあげる女性客が大勢いて、なかには嘔吐してしまった乗客もいた」と話した。

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