挨拶する在中国日本大使館の横井裕特命全権大使 |
在中国日本大使館は16日、北京で「大使官邸春の交流会」を開催。中日交流・ビジネス活動に従事している各分野の機構の関係者が参加し、交流した。人民網が報じた。
5月1日、日本は元号が変わり「令和」時代が始まった。中日関係は現在、少しずつ回復して正常な軌道へと戻っている。横井裕特命全権大使は挨拶の中で、「私自身、ちょうど今回の北京着任以来、丸三周年を迎えた。この三年間、日中関係が厳しい局面の中にあっても、関係の改善と発展を願い、歯を食いしばってこられた皆様の御尽力によって、『改善の坂』を駆け上がることがでた」と感謝を述べたほか、昨年、中日双方の首脳が相手国を訪問したほか、両国各界の人々が丹精込めた協力や交流プロジェクトを実施しているのを背景に、「いままさに、日中関係に『追い風』が吹き始めている」と語った。
政府間交流のほか、中日両国間の観光も非常に活発になっている。昨年、日本を訪問した中国人観光客の数は838万人と過去最高を記録した。同数字は近年、毎年100万人単位で増加を続けている。今回の交流会では、静岡県や熊本県・熊本市、福島県、札幌市などの自治体の代表らが交流会でブースを設置し、観光をPRしたほか、抽選などを実施して、ゲストに地元の特産品などを記念品としてプレゼントした。新潟県など、「お酒文化」で有名な自治体は地酒の試飲を提供し、沖縄県はサングリア・泡盛作成体験を設置して長蛇の列ができていた。
交流会では、日本の企業や機構、地方自治体の代表などが76のブースを設置した。日本料理、和風食器、日本旅行などのPRのほか、日本の茶道流派の一つ「裏千家」の茶道の実演、マグロの解体ショー、餅つき、日本酒セミナーなども行われ、ゲストらが日本文化を自身の肌で体験した。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年5月17日