孔鉉佑外交副部長(外務次官)は10日、日本メディアの共同インタビューに応じ、中日関係、二国間交流・協力、朝鮮半島情勢などについて質問に答えた。
【記者】日中関係の改善は中米経済貿易摩擦の影響との見方があるが、孔副部長はどう見るか。中米経済貿易摩擦において日本はどのような役割を発揮できると思うか。中米関係が建て直された場合、中国が日本に対していっそう厳しくなる可能性を懸念する声があるが、こうした懸念をどう見るか。
【孔氏】中国側は一貫して中日関係を重視しており、時代と共に進み、日本との善隣友好協力関係を発展させたいと考えている。中日関係の改善と発展は双方が自国の利益と両国共通の利益に基づき行った選択であり、地域と世界の平和・発展にも資する。中日は共に国際自由貿易体制の受益者だ。中日には連携して開放型世界経済と自由貿易体制を維持する責任がある。中日米3カ国の関係を互いに対立させるのは全くのゼロサムゲームと冷戦思考であり、中国側は賛同できない。3カ国は互いの友好関係を矛盾なく同時に進めることができる。地域と世界もこれを歓迎する。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月15日