アマゾンが売れ残り商品を廃棄　理由は返品や在庫管理に費用がかかるから

資料画像（提供・ロイター通信）。

世界一の富豪である世界最大のECサイト・アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は以前、「地球やその環境を守るために、宇宙開発を進めなければならない」と呼びかけていたにもかかわらず、最近、アマゾンが新品のキッチン用具やテレビ、書籍、おむつなど数百万点以上の商品を廃棄したとの情報がこのほど明らかになった。英紙「タイムズ」のサイトの報道を引用して参考消息網が報じた。

専門家によると、商品をごみ埋め立て地に廃棄すると、温室効果ガスの発生や土壌、地下水の汚染の原因になり、環境汚染につながる。新品の使用可能な商品を廃棄するとなると、さらに大きな議論の的となることは間違いない。

国際環境NGO「地球の友」の責任者であるクレイグ・ベネット氏は、「ジェフ・ベゾス氏は言っていることとしていることが全く違う。世界最大の企業がこのような地球を破壊する行為をすることは、恐ろしいことで、環境が現実に、頻繁に破壊されていることを証明している」と指摘している。（編集KN）

「人民網日本語版」2019年5月16日