澳門(マカオ)科技大学澳門メディア研究センターは16日、「2019年澳門青年思考傾向調査報告」を発表した。マカオの青年はあまねく、マカオと大陸部の発展を有望視しており、社会議題に関するテーマに非常に大きな関心を示している状況が、報告から明らかになった。新華社が報じた。
マカオの発展に対する、現地に住む18歳以下の青少年の期待度は極めて高く8割に達した。粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市クラスター)の発展に伴い、マカオの青年に対する大陸部の吸引力が高まり、64.7%の青年は、「大陸部の発展の見通しは極めて高い」と確信している。2017年から2019年までの3年間の調査結果を総合的に見ると、マカオの青年はあまねく、マカオと大陸部の発展を非常に有望視している。
また、マカオ青年の6割以上は、3年間続けて、かなり強い安全感を抱いていた。一方、18歳から25歳のマカオの青年のうち、「かなり強いストレスを感じる」とした人も34.3%に上った。
社会議題に関するテーマのうち、気候・交通・グルメは、青年の間で最も関心の高いテーマとなっており、大型プロジェクトと大湾区建設も注目度ランキング・トップ5にランクインした。
マカオメディア研究センターの張志慶主任は、「マカオ社会の進歩と歴史発展を推進する新たな力であるマカオの青年の、社会に対する認可、社会からの感受、社会的テーマに関する関心などの社会に対する思考の特徴は、より多様化・複雑化している。調査報告は、新時代の青年の活躍をマカオが支援する上で、大いに参考となる」と指摘した。
今回の調査は、澳門科技大学澳門メディア研究センター、中山大学ビッグデータ伝播実験室、澳門伝播学会、澳門創智発展研究協会が共同で行い、2017年と2018年に続き、社会に対するマカオの青年の思考傾向に関する3回目の調査となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年5月17日