3大通信キャリアの2017年決算が28日までに出そろった。関連データに基づいて計算すると、昨年には3大キャリアの純利益は合計1333億2600万元(1元は約16.9円)に達し、一日あたり平均3億6500万元を稼ぎ出したことになる。中国新聞網が伝えた。
データをみると、17年の中国電信(チャイナテレコム)の営業収入は3662億元で前年比3.9%増加し、純利益は186億1700万元で同3.3%増加した。中国移動(チャイナモバイル)の営業収入は7405億元で同4.5%増加し、純利益は1142億7900万元で同5.1%増加した。中国聯通(チャイナユニコム)の営業収入は2748億元で同0.2%増加し、純利益は4億3千万元で同176.4%増加した。
3大キャリアの17年営業収入は合計1兆3815億元、純利益は合計1333億2600万元に達し、一日平均約3億6500万元を稼ぎ出した計算になる。
ユーザー数をみると、17年末現在、中国移動は8億8700万人、うち4Gユーザーは6億4900万人。中国電信は2億5千万人、4Gユーザーは1億8200万人。中国聯通は2億8400万人だった。
今年はプロバイダー間の価格競争が激化するとみられる。
3大キャリアが決算でいずれもユーザー数経営に言及したことが注目される。政府の要求を踏まえ、今年はモバイルネットワークのフローの料金が30%以上値下がりする見込みだ。中国移動は、「弊社は国の通信速度引き上げと料金引き下げの要求を着実に実施し、ユーザーの通信サービス利用が増えるよう奨励し、薄利多売路線でいく」としている。
工業・情報化部(省)のまとめたデータをみると、17年は月間ベースのユーザー一人あたり平均モバイルネットワーク接続使用量が1775メガバイトに達し、16年の2.3倍になった。2月末現在、中国の4Gユーザーは10億3千万人に達し、うちモバイルユーザーが71.6%を占めた。5Gサービスに関しては、国内の12都市ですでにテスト事業が行われている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月29日
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