全国人民代表大会の代表を務める中国情報通信研究院の劉多院長はこのほど取材に応える中で、「5Gの国際標準の第1版が今年6月にも制定される見込み。中国の5G研究開発テストは第3段階が年内に完了する予定で、重点はシステムの検証だ。また中国はすでに5Gの応用プランを募集するコンテストを実施し、広く社会から特色ある革新的応用を募っている」と述べた。新華社が伝えた。
ネットワークの質と速度がデジタル経済発展の質とペースを決定づける。3Gで他国を追走し、4Gで他国と併走した中国は、今、来たるべき5G時代に向かってトップを走るために努力している。劉院長は、「中国は世界で最も早く5Gのテストを開始し、北京市懐柔区に世界最大の5Gテストネットワークを敷設し、産業チェーンの協力と技術の成熟を加速させてきた。中国がこれまでに提起した5G国際標準の文案は世界全体の32%を占め、中心になって推進した標準化プロジェクトは40%を占める。速度の推進でも質の点でも、中国は世界的に高いレベルにある」と述べた。
また劉院長は、「中国は引き続き5Gの応用とビジネスモデルを積極的に模索し、5Gのさまざまな場面での応用を加速させている段階にある。2018年は5G標準が確定し製品の研究開発が本格化する重要な年であり、中国は『標準、研究開発、テスト』が同時進行するよう注意して進めていく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月5日
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