科学的発見が何でも奥深くて普通の人には理解しにくいというわけではない。2017年、これまでの常識を覆すようなユニークな発見もたくさんあった。ロシアの通信社・RIAノーボスチが最近、「2017年ユニークな科学的発見トップ10」を掲載した。新華社が報じた。
——ホビットはホモサピエンスではない
映画「ホビット」に出てくる小型の人類は実際に存在する。2003年、インドネシアのフローレス島で、身長100センチと言う超小型の原人ホモ・フローレシエンシスの化石が見つかった。「ホビット」が系統樹のどこに位置するかをめぐり、学界ではさまざまな議論が飛び交っている。ホモ・エレクトスの子孫か、退化したクロマニョン人ではないかと見ている科学者もいる。しかし、最近の研究はそれに懐疑的な見方を示し、島にいたホモ・フローレシエンシスは少なくとも70万年前に存在したため、200万年以上前にホモ属と分化したことになり、現生人類としても知られるホモ・サピエンスとはまったく別の種だったのではないかとされている。
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