北京市中関村は現在、創客(アイデアを現実に変える人)体験センターになっており、3年間で約2000社が入居し、インキュベーションを終えた。
英ネイチャー誌は19日、「ネイチャー・インデックス2017 サイエンス・シティ」を掲載した。「ネイチャー・インデックス2017」によると、世界の科学都市のうち北京は科学研究産出で首位になり、上海は5位につけた。
シュプリンガー・ネイチャーは、中国の都市の「ネイチャー・インデックス」における優れた成績は、中国の科学技術の進歩を再び証明したと表明した。
「ネイチャー・インデックス」は世界500都市の科学研究産出データを分析し、加重平均法により世界の科学研究産出量が最大の都市を導き出した。北京は1693ポイントで首位になり、パリ、ニューヨーク、ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)、上海、東京、ボストン、ロンドン、サンディエゴ、ケンブリッジ(英国)が続いた。パリは1231ポイント、ニューヨークは846ポイント、米ケンブリッジは812ポイント、東京は690ポイント、ロンドンは680ポイント。この10大都市は、世界科学研究産出の17%を占める。
同研究は、世界では都市部で暮らす人が増えており、都市が知識・革新集約センターになっていると指摘した。
中国の都市のうち、北京が首位になったほか、上海も762ポイントで第5位に。広州は228ポイント、深センは103ポイント。
シュプリンガー・ネイチャー大中華エリアのアーノウト総裁は、「これは中国の近年の、科学技術発展の成果を裏付ける新たな証拠だ。中国は科学技術と革新の発展を推進しており、科学技術力は今後さらに向上する」と話した。
ネイチャー・インデックスは2014年11月に初めて発表された、各国各都市の大学及び科学研究機関が国際的な学術誌に発表した論文数の統計を取るデータバンクだ。シュプリンガー・ネイチャーの説明によると、同指数に盛り込まれる68の自然科学系学術誌は、自然科学系学術誌の引用数の約3割を占める。ネイチャー・インデックスは論文数、fractional count(FC)、Weighted Fractional Count(WFC)という3種の計算方法を採用し、合理性を確保している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月25日
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