習近平国家主席は過去5年間に特別機で29回の外国訪問を行った。飛行距離57万キロ以上、累計198日で、五大陸・57の国及び主要な国際・地域組織に及んだ。習主席の世界における足跡は、全世界を駆けめぐる外交の軌跡を描き出し、全世界を覆うパートナーシップ網を編み出した。新華社が伝えた。
トップレベルデザインに始まり、深く耕し、丹念に培い、習主席は中国の特色ある大国外交の不断の前進を先導し、複雑な世界の中で中国の発展に望ましい外部環境を維持し、国際情勢が変動する中で中国の案と主張を示し、中国の国際的な影響力、感化力、塑造力を高め続け、全方向的、先駆的な歴史的成果を得た。
世界の注目する第19回中国共産党大会の報告で、習近平総書記は新型の国際関係と人類運命共同体の構築推進を打ち出し、新時代に入った中国外交のトップレベルデザインを示し、奮進目標を明確にし、全く新たな章を開いた。
■協力・ウィンウィンは新たな道を歩む――「コミュニティ」を拡大し、「国際関係の針路」に中国の答えを示す
過去5年間に習主席はロシアを6回訪問し、プーチン大統領と様々な場で20回余り会談した。中露関係の発展は新型の国際関係構築の生き生きとした実践となった。両国関係は国際情勢の変転による検証を繰り返し経て、その強靱性と安定性を日に日に顕示し、歴史の重厚感と貫通力を示した。
オバマ政権からトランプ政権へと、中米関係は全体として安定を保ち、平穏な過渡を実現した。習主席とオバマ大統領はサニーランズ、北京、ワシントンD.C.、杭州で率直かつ誠意ある会談を行い、外交の美談の数々を残した。同様にトランプ大統領ともマールアラーゴ、ハンブルク、北京で会談し、電話や書簡でやりとりし、世界で最も複雑かつ重要な二国間関係の戦略的安定化作用を果たした。
過去5年間に、習主席は訪問の半分を近隣諸国にあてた。習主席の打ち出した「親誠恵容」の周辺外交理念、提唱したアジア安全保障観は、周辺地域で安定的・均衡的な大国間関係を築き、あまねく行き渡るパートナーシップ網を築き、周辺諸国との善隣友好と互恵協力の構造を深め続け、地域協力の基調を揺るぎないものにし、拡大し、紛争問題の解決を積極的に後押しし、周辺運命共同体構築のために力を結集した。
習主席は繰り返し訪欧し、中国・欧州関係の新たな開拓を推し進めた。2014年のEU本部への歴史的訪問で、習主席は平和・成長・改革・文明の4大パートナーシップの構築を打ち出した。今や中国とドイツは包括的・戦略的協力の新たな段階へ進んだ。中国とフランスは緊密で持続的な包括的・戦略的パートナーシップの新時代を開いた。中英関係は「黄金時代」の新たな航程を開いた。中国と中・東欧諸国の協力は着実に前進している。中国と南欧、北欧諸国の協力は上向き続けている。習主席が欧州大陸を訪問するたびに、欧州人の「中国観」は静かに変わる。
中国は常に数多くの途上国と心を通わせ合い、手を携えて歩んでいる。習主席は2013年3月のアフリカ訪問で「真実親誠」の対アフリカ政策理念と正しい「義利観」を打ち出した。2015年の中国アフリカ協力フォーラム・ヨハネスブルグサミットで、中国アフリカ関係の包括的・戦略的協力パートナーシップへの格上げを提唱するとともに、中国アフリカ「10大協力計画」を発表した。「どの段階まで発展しようとも、国際情勢がどう変幻しようとも、中国は常にアフリカを含む数多くの途上国の側に揺るぎなく立ち、正しい義利観を堅持し、いつまでも途上国の誠実な友人、信頼できるパートナーであり続ける」。習主席の誠実な言葉、揺るぎない約束は、中国アフリカ協力にさらに広大な未来を画き、さらに力強い原動力を集めた。
過去5年間に、習主席の外国訪問は様々なタイプの国に対する首脳外交の全カバーを実現し、対立ではなく対話、同盟ではなくパートナーという国と国の交わりの新たな道を歩み、複雑な国際構造における戦略的主導性の維持へと中国外交を導いた。今や中国は100前後の国・地域・地域組織と様々な形のパートナーシップを結び、全方向、重層的、立体的な外交布陣を実現した。習主席の打ち出した「相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィン」という新型の国際関係の構築推進は、21世紀の国際関係の針路を導く灯台になりつつある。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月3日
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