第7回世界中国学フォーラムで、国内外の学者が第19回中国共産党大会後の中国外交について議論した。学者らは「『人類運命共同体』というコンセプトは新型の国際関係を体現しており、協力・ウィンウィンを意味する」との認識を示した。中国新聞網が伝えた。
中国人民大学の王義桅教授(国際関係学)は「『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブは『新たな世界秩序と経済秩序』の形成を促進した」と指摘。「この『新秩序』とは『運命共同体』であり、中国の『権利に対する理解』を体現し、『平等と公正を強調』している」と述べた。
中国人民大学重陽金融研究院シニア・フェローのジョン・ロス氏も、「人類運命共同体」というコンセプトは新型の国際関係を体現しており、協力・ウィンウィンを意味するとの認識を示した。
ベトナム社会科学院中国研究所元所長のDo Tien Sam教授は中国の新時代の大国外交の特徴について、終わりのない衝突と戦争を回避する発展の道を探っていると指摘。「新時代」に入った中国にとって「新型の国際関係」と「人類運命共同体」の構築は外交政策の最重要目標であり、中国は人類運命共同体という構想を現実に変えつつあり、「一帯一路」イニシアティブは発展の成果を世界と分かち合うものだとの見方を示した。
パキスタン国立科学技術大学中国学研究所の所長が指摘したように、中国の新たな発展段階における国際的役割は非常に重要であり、グローバル・ガバナンスに対する中国の積極的貢献は、グローバル化の過程において生じる問題の解決に希望をもたらした。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月12日
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