「よく」、または「時々」孤独を感じると答えた一人っ子を持つ親のうち、約40%が「自分の悩みや問題を子供には話したくない」と回答した。高齢者が家庭において、感情の拠り所を持つことができず、孤独で不安な気持ちに襲われるようになり、その生活の質に影響を与えている。
子供が一人しかいないため、多くの人にとっては、早くから、そして長期間にわたって、自分たちだけで老後を過ごさなければならないというのが現実だ。また、そのような人は、子供が自分たちの面倒を見てくれることをあまり期待できない環境にある。現在、一人っ子同士の結婚が増えるにつれ、「双方の両親計4人、夫婦2人、子供1人」という家族構造も増えるようになっており、自分の両親だけでなく、配偶者の両親の面倒も見なければならない人たちにとっても、プレッシャーが大きくなっている。
北京市政協委員の王静氏は、「コミュニティのシニア活動センターなどの発展を促進し、コミュニティを、高齢者が温もりを感じることのできる大家族にしなければならない」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月29日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn