新疆維吾爾(ウイグル)自治区昭蘇大草原にそびえ立つ11体の「草原石人」は、東の方角を向いている。1000年以上の歴史があるが、石像は現在も生き生きとした表情をしている。中国新聞網が伝えた。
草原石人の多くが、大きな岩を彫って作られている。一部の石像は長円形の岩に細い線を彫っただけで、人の顔の輪郭をどことなく表している。一部の石像は丁寧に彫刻されており、頭や五官、体などは本物さながらだ。さらに一部の石人は腰まで届く髪を結っており、なめらかな線が石像に躍動感を与えている。
考古学界では、新疆石人は紀元前1200年頃のシャーマニズムが由来とされている。昭蘇草原の石人は、シャーマニズムの一種の表現形式だ。これは英雄への崇拝であり、祖先への崇拝でもある。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月8日
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