「車を没収するというなら、俺は地球を滅ぼす」が笑いの種に
最近、中国のネット上では、「車を没収するというなら、俺は地球を滅ぼす」と警察に真剣な目つきで話す若い男性が話題となっている。報道によると、今年4月27日、浙江省ナンバーの自家用車に乗った男が、警察に止められ、「交通違反を27回していてまだ未処理」と指摘される。すると、この1996年生まれの男性は、「俺は銀河系の王室から来た。銀河系の3割は白で7割は黒。車を没収するなら、俺は怒る。車を没収するというなら、俺は地球を滅ぼす」と主張。あまりに滑稽なこのやり取りはネット上ですぐに大きな話題となった。
若者のストレス解消手段?
90後や00後が二次元ユーザーの中心層となっていることについて、南京暁然心理コンサルティングセンターのカウンセラー暁然さんは、「二次元の空間は、楽しみや満足感を得やすい。また、勉強の重圧にさらされている学生は、それを解消する方法も少なく、満足感や楽しみを得るのが難しい」と分析している。
子供が二次元文化に接触するのを心配する親がいることに関して、暁然さんは、「親がこの世界を理解していないのが主な原因で、抑え切れないほどの懸念を示す人もいる」とし、「親は、子供が二次元が好きという表面上のことを見るのではなく、その具体的な理由を分析しなければならない。子供が二次元を楽しみ、ストレスを解消し、満足感を得られるのであれば、安心していい。そして、それを子供の正常な趣味と見なせばいい」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月24日