2016年5月23日  
 

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中国の田舎出身の若い女性がUNCTADでスピーチ

人民網日本語版 2016年05月23日15:44

王茜さん(28)は夢を見ているようだった。河南省商丘市柘城県の農村出身の彼女がこのほど、スイスにある国連総会の常設機関・国連貿易開発会議(UNCTAD)でスピーチを行ったのだ。さらに、1日の間に2度スピーチを行い、国連の代表やスタッフらが心を打たれ、例外的に、時間を延長してまでスピーチを行った。工人日報が伝えた。

あるUNCTADに常駐している中国人スタッフは、「本当にすばらしい。こんなに若い中国人がここでスピーチしているのを見るのはこれが初めて」と興奮気味に話した。

王さんは取材に対して、「私の夢は、高齢者や女性、子供しか残っていない故郷の活気を取り戻し、貧困から脱却すること」と声を震わせながら語った。また大勢の聴衆を前に、「村の人がみんな村に残って仕事ができればいい。そして、私と一緒に村をもっとよくしてもらいたい」と語った。

王さんは、貧しいため実家を離れた。それでも、苦労をいとわず、誠実な王さんはすぐに自分の道をみつけ、「今は1カ月に数万元(1元は約16.8円)稼ぐこともある」という。

王さんによると、田舎の学校で教師をしている父からある日電話があり、「農村インターネット通販市場をターゲットにした『農村淘宝』のパートナーの募集を見た。橋を直したり、道を作ったりするのは、後世の人のためになる。おまえはネット通販の知識があるのだから、それをものにして、故郷のために何かをするように」と言われたという。


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