この警備員の名前は林興川さんという。林さんは、記者に対して「その日の夜、キャンパス内のパトロールを行っている時、1台の車のボンネットの中から猫の鳴き声が聞こえた。小猫が雨をよけるためにボンネットに入り込んだのかもしれないと思った。小猫が怪我をしないよう、外に出したいと思ったが、車の持ち主と連絡を取る方法はなく、ボンネットを開けることができなかった。仕方なく、メッセージを残して車の持ち主に注意を促した。小猫の安全だけではなく、車の持ち主の安全についても心配だった。というのも、車両が故障して交通事故を起こしかねないからだ。今回の対応は、警備員の職務として当然のことだと思っていたが、意外にも、多くのネットユーザーから注目された」と話した。また、「ただし、自分は字を書く素養がなかったので、メッセージは警備中隊長に代筆を頼んだ。自分の字で書いたものではない」と話した。
同校に通うある学生は、「大学は、大きな愛が溢れる場所であるべきだ。警備員の方のこのような振る舞いは、我々学生にとって十分学ぶべき価値がある。動物は人間の良き友人であり、私たちは動物を保護する責任がある」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月13日