携程旅遊など北京の大手旅行予約サイト各社によると、現在、五一(メーデー)連休の近距離のツアー商品は80%以上予約が入っており、人気の旅行先は、通常よりも10%ほど値上がりしているという。北京青年報が伝えた。
今年のメーデーは、海外旅行のニーズが盛り上がりを見せている。同程旅遊の予約データによると、現時点で、海外旅行の予約件数は、前年同時期の130%増となっている。また、窮遊網の統計データによると、メーデー連休の出発は4月30日にピークを迎えるとみられており、帰国は5月4日と5月8日の2回にピークが分かれるとみられている。海外旅行先については、中国人観光客の人気目的地トップ3の常連である日本は、先日の熊本地震がメーデー連休の旅行にも影響するとみられている。
途牛旅遊網の担当者は、「メーデー連休前後、国内の人気観光地の多くが、最高の旅行シーズンを迎える。旅行シーズンの到来に伴い、中国国内でも有名な九寨溝や黄山などの人気観光地では入場チケットにシーズン料金が適用され、入場チケットや航空券、宿泊費などさまざまな価格要因の影響を受け、これら人気旅行先を訪れるツアー料金は通常よりも10%ほど高くなっている」と説明した。
このほか、中国人の旅行に対する意識の変化に伴い、レジャーやバカンス、体験などが旅行の主な目的となっており、海外の離島やのどかな気風の国や都市が、中国人観光客の目的地として第一候補となっている。なかでもフィリピンやベトナムなど、レジャー旅行を特徴とする目的地は、コストパフォーマンスが非常に優れているため、引き続き急成長を遂げており、ホテル予約の平均成長率は、2016年ホテル予約全体の平均成長率を上回っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年4月26日