中央戯劇学院のアナウンス、演技学科も人気が高い。今年の同大学の出願者総数は昨年より2千人増の2万9533人だった。そのうち、募集人数50人の演技学科に合計6819人が受験し、倍率は約136分の1だった。アナウンス学科は合計4570人が受験したうち25人が合格し、倍率は183分の1だった。
これまで、多くの人が芸術入試は教養科目を重視していないというイメージだったが、今年から各有名芸術大学の受験科目の中で教養科目の比重を大きくした。今年、中央戯劇学院は各専門科目の入試における教養科目の成績条件を引き上げた。このほか、中央戯劇学院は今年から入学を許可する際、受験生の入試における教養科目の成績を基準とし、いかなる加点もせず、元々の「専門成績上位3人の受験生は大学入試における総合得点が合格ラインより20点下回っても合格とする」という措置を廃止した。そのうち、テレビドラマ・映画、舞台演技の2つの学部では英語の口頭試験に合格しなければならない。
こぼれ話
北京映画学院、中央戯劇学院、上海戯劇学院は大勢のスターを育成したが、そんな有名な大スターたちも受験時のたくさんの興味深いこぼれ話を持っている。
中国の大女優鞏俐(コン・リー)は中央戯劇学院を受験した際、実は例外で合格した。教養科目の点数が足りなかったが専門分野では非常に優秀であったため、試験官は最終的に例外的に合格を決定した。しかし、彼女の歯並びが非常に悪いことが分かったため、試験官だった梁伯竜氏は歯列の問題を鞏俐に伝えた。入学時、鞏俐は歯列矯正で歯並びをきちんと揃えてきたため、教師をしきりに驚かせた。
中国の人気女優趙薇(ヴィッキー・チャオ)は当時、北京映画学院の演技学科の専門試験の際、不注意により受験票を失くしてしまった。当時の演技学科の教師であり、のちの趙薇の担任教師になった崔新琴氏は彼女が泣いているのを見つけ、受験票を再発行することに決めた。こうして、彼女は無事に受験することができた。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年4月12日