2016年4月7日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

日本の「過労死」問題が深刻化 女性の過労死が増加

人民網日本語版 2016年04月07日15:54

日本では最近、「過労死」関連の賠償請求数が増加の一途をたどっている。また、これまで「過労死」というと、毎日長時間きつい仕事をしているサラリーパーソンの男性が多かったが、近年はこの問題が若年化しており、若い女性も増加傾向にある。環球網が金融・経済・ビジネス専門チャンネルである米CNBCの報道を引用して報じた。

日本の労働者の需要は1991年以来の最高を更新し、求職者一人につき1.28件の仕事があった。報道によると、そのような状況は、人口の減少という問題がもたらす影響への対処や安倍晋三首相が努力しているさらに多くの労働者を市場に送り込むという対策に追い風となると見られていた。しかし、関連の労働法施行が十分でなく、企業が従業員に対して過度に「効率向上」を求める状況を作り出し、「過労死」という悲劇が多発している。

日本の厚生労働省の調査によると、2015年3月末までに、精神障害の労災請求件数が1456件と、過去最高を記録した。職種別では、「輸送・機械運転従事者」、「サービス職業従事者」、「専門的・技術的職業従事者」、「輸送・機械運転従事者」、「管理的職業従事者」など、長期間人材不足に悩まされている業界に集中していた。日本の過労死弁護士団の全国連絡会議幹事長を務める川人博弁護士は、「政府はこの方向に十分な努力をしていない。実数はこの十倍である可能性がある」との見方を示す。

川人弁護士は、「問題の真の解決策は、労働時間を削減することであり、政府はこの方向に十分な努力をしていない」と指摘し、筆者がコメントを求めたものの厚生労働省の回答は得られていない。

川人弁護士によると、1980年から「過労死」の案件に力を入れており、被害者の95%が中年の男性ホワイトカラーだったものの、現在は被害者の約20%が女性になっている。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント