中国で「2人っ子政策」が実施され、「80後」(1980年代生まれ)や「70後」(1970年代生まれ)の夫婦が喜んでいるのと同時に、産婦と乳児の世話を専門とする家政婦にとってもうれしいニュースとなった。家政婦は現在、人材不足となっているため、報酬が高騰しており、多くの若者にとっても魅力ある職業となっている。銭江晩報が報じた。
既に自分の子供もいるという徐守交さん(27)は今年8月、保育士の資格証書を取得し、今は毎日、赤ちゃんを一生懸命世話している。ミルクのやり方や粉ミルクの調合の仕方、赤ちゃんのお風呂の入れ方などには、細かなルールがある。その他、自分の子供の世話もしなければならない。
徐さんのような若い保育士は、特に人気がある。
保育士を雇う人の多くは、40-50代の家政婦より、活力があり、エネルギッシュで、新しい物や知識も容易に受け入れ、意思の疎通も図りやすい子供を産んだ経験のある若い保育士のほうが、信頼できると感じている。
徐さんが所属している派遣業者には、浙江省嘉興市秀水中等専業学校から来ている女子実習生数人も働いている。まだ幼さの残るそれら実習生は、先輩らの指導の下、育児の技能を学んでいる。
浙江省嘉興市秀水中等専業学校は2013年から、同業者と提携し、これまでに80人以上を育成してきた。実習生はすぐに、保育士として活躍するようになる。
「人民網日本語版」2015年12月22日