以下、報告の概要。
中国の都市は、快適なリタイア生活を目指す上で、地域的なアンバランスという特徴が見られる。ランキング上位を占めたのは、発展スピードが速く、資源が集中している東部沿岸の発展都市がほとんどだった。その次のレベルにある都市の多くは、それぞれの指数が非常に接近していた。
トップに立った珠海は、「特に恵まれた自然環境を擁し、文芸ホール、博物館、大型コンサートホールなどの文化施設が充実しており、交通が便利で、外出の際も安全度が高い。全体的に見て、珠海はあらゆる大・中都市のうち、今のところ、リタイア生活の質が最も高い都市と言える」との評価が下された。
北京・上海・広州という経済が発達した3大一線都市は軒並み、トップ5に入ったが、首位・第2位には至らなかった。一線都市の経済力は疑う余地はなく、優良な医療資源はかなり集中しており、社会の公平性や社会への参与度も上位に入り、高齢者の権益保護が保障されている。だが、車両数の急増や渋滞による外出時間の長さなどの原因によって、これら3都市の交通・外出指数はいずれも、都市平均レベルより劣る結果となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月21日