中国では現在、成功した知的な20代の独身女性が「剰女」(結婚適齢期を過ぎた女性)となるケースがますます増加している。環球網が「オーストラリア放送協会(ABC)」の報道を引用して報じた。
「剰女」というマイナスの意味を持つ言葉が登場して10年になる。中国政府が男女差別が日に日に深刻になっていると警告したその年、中国の国家級メディアも「剰女」という言葉を使い始めた。
女性が27歳になっても結婚していなければ、両親や祖父母から、結婚相手に対する要求を下げてでも結婚するよう、催促されるようになる。
子供の結婚相手を探すために、さまざまなお見合いイベントに参加する親も増えている。仲人としての厳さん(男性)は、「女性が35歳にもなると、どんなにきれいでも、結婚相手を見付けるのが難しくなる。自身の経験に基づいていうと、男性は若くて、未婚のきれいな女性が好き」と話す。
北京で英語の教師をしている妮可さん(26)はもうすぐ「剰女」に仲間入りしようとしている。しかし、「『剩女』というレッテルは不公平なものであることは分かっているけど、気にしていない。自分の好きなライフスタイルで生き、このレッテルも他の人の見方も気にしていない」と語り、「剰女」というレッテルに左右されることなく、逆にそれを力にしていることを語った。