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三洋は見捨てたが中国家電市場は見捨てられないパナソニック (3)

人民網日本語版 2015年11月09日08:58

〇エアコン在庫問題の解消がブレイクスルーの鍵

中国におけるパナソニック家電の発展について、一部の業界アナリストは、「短期的に見て、パナソニックが中国市場から撤退することはあり得ない」との見方を示している。中国インターネット協会ネット通販専門委員の洪仕斌氏は、「パナソニックは、カラーテレビのみならず、あらゆる種類の家電を製造している。中国国内で、同社の白物家電はずっと、高い市場シェアを保ち続けてきた」と指摘した。

パナソニックの速報によると、2015年4―9月期、冷蔵庫事業部の営業収入は742億円、前年同期比9%増。ランドリー・クリーナー事業部の営業収入は、同15%増の1004億円。コールドチェーン(低温物流)事業部門の営業収入は、同5%増の496億円。冷蔵庫、ランドリー・クリーナー、コールドチェーン各事業部門に対し、松下家電事業の最大の事業部はエアコンだ。過去の財務報告を見ると、同社エアコン事業部の2014財政年度営業収入は3255億元と、他の各事業部をはるかに超えていた。

業界アナリストも、「パナソニックは、純家電メーカーというイメージから脱却し、住宅、B2Bソリューション、部品など各事業の強化を強調しているが、これはあくまでも長期目標だ。現在のパナソニックにとって、家電市場のシェアが全くなくなってしまった訳ではない、ブランド知名度は依然高いままだ。同社の家電事業は今もなお、会社の核となる『造血システム』であり、経営全体を支え、その他事業の発展をサポートする役割を担っている」と指摘した。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年11月9日


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