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トヨタが販売量世界一になったのは独自の哲学のため

人民網日本語版 2015年10月19日08:22

トヨタ自動車がまとめた最新のデータによると、同社と中国合弁会社の今年9月の中国での販売台数は約9万1100台に上、前年同月比26.1%増加した。1~9月は約71万300台で、前年同期比11.5%増加した。環球網が伝えた。

中国自動車市場の新常態(ニューノーマル)の下、トヨタの販売量が高い水準を維持し、中国での販売台数100万台の達成が実現可能な目標になってきた。トヨタの好調な売り上げについて、メディアや世論はさまざまな解釈を試み、業界関係者は、「販売台数の伸びは技術面での成長に根源があり、トヨタの『小型車は量を追求し、大型車は利益を追求する』戦略と関係がある」との見方を示す。

製品のグレードからトヨタの販売台数増加の誘因を説明するだけでなく、トヨタの最近の中国市場におけるいくつかの出来事から説明することもできる。その出来事とは製品の営業販売とは関係ないものだが、それがかえってトヨタの身体の奥深くからにじみ出る「ゆっくり」の哲学を明らかにする。この「ゆっくり」の哲学は、トヨタが販売台数世界一の座に安定して座り続ける根本的な原因でもある。

1つ目の出来事は、遼寧省にある遼寧トヨタ金杯技師学院の25周年記念式典だ。同学院は中国の自動車合弁産業とともに成長してきたもので、トヨタが中国市場に進出した時に新車の普及拡大と技術者の育成という2つの道のうち、後者を選んだことを示す。

25年の歳月の中で、トヨタは資源とパワーを間断なく投入して同学院の発展を支援してきた。これまで9期にわたる支援を行い、累計支援額は1億元(約18億7千万円)を超えた。同学院のプロジェクトはトヨタが中国で持続的に展開する社会公益活動の中で最も歴史が古いものでもある。


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