北京市は今年、数百台のバッテリー交換型のEVタクシーを投入する。運転手はバッテリー交換所に行けば数分間でバッテリー交換が可能で、駐車場で充電する必要はない。北京新能源汽車株式有限公司(以下、同社)が4日発表した情報によると、双楡樹、東経路に位置する2軒のガソリンスタンドが、9月末に充電・バッテリー交換所となり初めて使用される見通しだ。京華時報が伝えた。
同社の鄭剛総経理によると、このバッテリー交換型EVタクシー「C50EB」は、3分間で自動的にバッテリー交換が可能で、ガソリン車よりも速いほどだ。交換後の新たなバッテリーで、200キロを走行可能。
同社と中国石化北京石油公司が同プロジェクトを担当し、政府職能部門が建設の審査・批准および電力の調整を行う。プロジェクトの計画によると、1期目として2−4軒のバッテリー交換所を投入し、いずれも中国石化のガソリンスタンドを改築する。今後はタクシーEV化の加速に伴い、より多くのガソリンスタンドで「給油+充電・バッテリー交換」という二重のモデルを採用することになる。各スタンドで200台のタクシーに対応する計画に基づき、五環路内で建設を進めていく。最終的に五環路内では、半径5キロ内でのバッテリー交換が可能になる。
同社の関係者によると、将来的には中国石化のガソリンスタンドのみならず、給油の機能を持たない停車場にEVバッテリー交換所を建設することが可能だ。また面積の広いガソリンスタンドを総合的に改築し、充電・バッテリー交換・給油という複数のサービスが共存する、交通サービススタンドにしていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月6日