Robos全国大学生ロボットコンテスト上海予選大会が、同済大学で実施された。このコンテストは一般的なロボット大会と異なり、「エレクトロニック・スポーツ」の要素が取り入れられ、鑑賞性が高い。電動雲台、オムニホイール台、高画質画像伝送モジュールなど最先端の技術を搭載したロボットが出場した。東方網が伝えた。
出場チームはレッドチームとブルーチームに分かれ、5分間の試合を行った。各チーム5台のロボット戦車が出場し、複雑な地形で駆け引きを展開した。ロボット戦車は「実弾射撃」で敵基地を破壊し、最終的に電子審判システムで勝敗が判断された。
戦車だけでなく、戦場(試合会場)の設計も、大会の見所となった。バスケットコート大の試合会場には、基地、補修施設、監視塔、補給施設、塹壕、橋などの軍事施設が整えられた。会場はスマート化・リアルタイム制御が採用され、音・光・電気によるダイナミックな視覚・聴覚効果が生み出された。
試合では、画像伝送技術により高画質の画像をリアルタイムで伝送し、現地の状況がロボットの一人称視点によって映し出された。試合に使用された「弾」はBB弾で、ロボット戦車には撃たれた回数をカウントするセンサが内蔵されている。ロボットの後ろに取り付けられた体力を示す装置は、ロボットの現在の状況を分かりやすく反映した。何度も命中し体力が不足したロボットは、電源をオフにされ「退場」となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月9日