酒泉―湖南±800kV超高圧直流送電線が3日、湖南省湘潭県で正式に着工した。国家電網公司の関係者によると、この送電線は世界で建設中の超高圧直流送電線のうち、電圧が最高、送電距離が最長、送電量が最大となっており、湖南省に直接送電する初の超高圧送電線でもある。同プロジェクトは、中国が独自に開発した超高圧直流送電技術・設備を全面的に使用する。その着工は、中国の超高圧送電線が全面的な加速および大規模な建設の新段階に突入したことを意味する。人民日報が伝えた。
この送電線は甘粛省酒泉市から始まり、甘粛省・陝西省・重慶市・湖北省・湖南省を経由し、湖南省湘潭県に至る。総延長は約2383キロで、投資額は262億元(1元は約20円)。同プロジェクトは甘粛省のエネルギー基地の開発の促進、華中地区の電力の需給バランスの改善などに対して、非常に重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月4日