月探査プロジェクト副総指揮、国家国防科技工業局月探査・宇宙プロジェクトセンター長の劉継忠氏は8日、「月探査プロジェクト第3期再突入・帰還飛行実験機のサービスモジュールは、嫦娥5号(月探査機)の任務に向け軌道上での検証を実施中で、7日に第3段階の拡張試験を完了した。サービスモジュールは、嫦娥5号の上昇モジュールと軌道モジュールの月周回軌道でのドッキング前の、飛行制御をシミュレートした」と発表した。人民日報海外版が伝えた。
劉氏によると、サービスモジュールは順調に任務を完了し、1回の打上げ、3回の月接近、2回の月面引力利用飛行、3つの段階の試験を実施した。第2・3段階の試験において、サービスモジュールは嫦娥5号の軌道モジュールと上昇モジュールの役割を果たし、この2つの飛行目標の月周回軌道でのドッキング前の運動・飛行制御をシミュレートした。
劉氏はサービスモジュールの今後の作業について、「サービスモジュールはコンディションが良好で、今後は嫦娥5号のサンプル収集エリアの画像化などの第4段階の試験を実施する。それからプロジェクト担当者はサービスモジュールのコンディションに基づき、時期を見計らい月重力場反転などの科学試験プロジェクトを実施する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月9日