■苦楽を共にする
平野美宇選手と伊藤美誠選手のコンビは、ドイツオープンの女子ダブルスで優勝を飾った。これは、平野選手にとって国際大会で初の優勝となり、5000米ドル(約60万円)の賞金を獲得した。インタビューで、賞金を獲得したことで、自分にどんな褒美をあげたいかと聞かれると、平野選手は首を横に振りながら、「自分には何もいらない。ただ、コーチがドイツのブランドの箱が好きなので、コーチに感謝の気持ちを表すため、それを送ってあげたい。残りはすべて母親に預ける」と答えた。
平野選手がドイツオープンなど世界大会で優勝を飾ったことで、周囲から一気に大きな注目が集まった。しかし、劉潔氏は、この成績は、特にたいしたことではないと考えている。劉潔氏は、「平野選手のキャリアはまだ始まったばかり。私も、いつも平野選手に、いろんな面で世界の一流選手との間にはまだ大きな隔たりがあると話している」と語る。平野選手もさらなる成績を手に入れるためには、練習と努力を積み重ねることしかないことを知っている。
平野選手と劉潔コーチに2人の将来の目標について聞くと、平野選手はきっぱりと「五輪に出ること」と語った。卓球選手として活躍していた劉潔コーチは「五輪に出ることは当然ながら自分の夢でもあったので、もちろん自分が指導する選手がその夢を実現することを望んでいる」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月9日