29日、JA全農世界卓球団体選手権東京大会2日目が行われ、日本女子は米国、ハンガリーをいずれも3-0で破った。福原愛がけがで欠場しているものの、日本女子は決勝トーナメント進出を目指し、中国との決勝に挑もうとしている。日本卓球界は昨年、「2020年の東京五輪で中国を破る」との目標を打ち出したが、福原愛らの世代に頼るわけではない。彼らはポスト福原愛の育成にすでに力を入れている。解放日報が報じた。
世界卓球団体選手権の前に行われたドイツオープン女子ダブルスで、2000年生まれの平野美宇/伊藤美誠組が優勝した。伊藤美誠の13歳と160日という記録は、中国の郭躍の13歳と224日を破り、ワールドツアーで優勝の最年少記録を打ち立てた。
▽スター育成計画
日本では卓球が青少年の間でかなり普及している。日本卓球界の「スター育成計画」は、低年齢選手の成長に向け条件を整えた。福原愛や石川佳純は幼い頃から中国に留学していたが、彼女達も「スター育成計画」の代表的人物だ。卓球女子日本代表監督の村上恭和氏は取材に答え、「日本卓球協会は近年、中国から多くのコーチを招き、トレーニングの水準を大幅に高めた」と語った。伊藤・平野両選手のコーチも中国人だ。
現在、卓球の日本女子はナショナルチーム、18歳以下を対象としたジュニアナショナルチーム、12歳以下を対象としたホープスナショナルチームに分かれており、コーチ28人のうち8人が中国人だ。
▽毎年3億円を投入
日本チームの背後には経済面での強力なバックアップがある。
2012年ロンドン五輪で、卓球日本女子は団体で銀メダルを獲得した。日本が五輪の卓球でメダルを獲得したのは史上初めてとなる。この時村上監督は、「2020年の東京五輪では、中国に勝てる可能性がある」と語っている。この後、日本卓球協会は2020年に向けた人材育成計画を始動した。