デンマークのマルグレーテ2世女王は27日、南京大虐殺記念館を見学した。
マルグレーテ2世女王は南京到着時「南京大虐殺記念館は77年前にこの美しい都市で起きた最も暗黒の歴史を記録している。私たちは残酷な歴史を変えるすべはないが、そこから経験と教訓を学ぶことができる」と表明した。
午前10時頃、マルグレーテ2世女王一行は南京大虐殺記念館にゆっくりと足を踏み入れた。記念館の回廊の壁には、デンマーク人の友人、Sindberg氏が当時中国人難民を救助した貴重な写真史料が強く目を引きつけ、あの暗黒の血腥い時代に引き戻されるかのようだ。
「Sindberg氏は日本軍による南京大虐殺の証人であり、当時南京で中国人難民を保護した外国人の友人の1人でもある」。朱成山館長はマルグレーテ2世女王に、Sindberg氏が南京で中国人難民を救助した歴史を紹介した。中国侵略日本軍によるこの世のものとは思われぬほど残酷な虐殺に人々は激怒し、Sindberg氏の善行を人々は称賛する。
日本軍による南京大虐殺の生存者である蘇国宝さん(87)は南京大虐殺時、自分がわずか10歳で、家族を含む多くの難民と共にSindberg氏らが設置した難民キャンプに身を寄せたことを震える声でマルグレーテ2世女王に伝え、「この恩を私はずっと心に刻んでいます。Sindberg氏に感謝します!デンマークに感謝します!」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月28日